英語科廃止論
技術面においても、文化面においても、日本の学者たちはまだ明治以来の欧米依存から脱却するまでに至らず、横のものを縦にするのに忙しかったのです。
英語はまだ必要でした。
昭和2年に東京帝大の国文学教授であった藤村作が中学校英語科廃止論を提唱し、ここにふたたび英語存廃論の論議が盛んになりました。
藤村作の意見の要点は次のようなものでした。
明治以来の模倣の時代は過ぎた。
教育制度も改革されなければならない。
周題の一つは外国語科の処分である。
中学校では約10の全科目の中で外国語一科の占める時数は約5分の1である。
これでは外国語科の負担は過重である。
英語は世界語であるという説が成り立つかもしれない。
しかし、普通教育は道楽ではない。
必要でなければならない。
必要である以上、卒業しても英語一通りの訳解はできず、手紙その他の文書は綴れず、英語国民との会話もできない英語を科することは断じて否認しなければならない。
・・・新聞、雑誌、著書が今日ほど発達普及しては、知識階級でも、外国語から直接に知識を吸収する必要を感じていません。
そういえば、最近ではサッカーショップでも英語が必要な気がしますよね。
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