クメール人90%

クメール人(クメールじん)は、カンボジアを中心とする東南アジアの民族。カンボジアの総人口の約 90 パーセントを占めるほか、タイ東北部、ラオス、ベトナムなどにも住む。身体的特徴では一般に、波状の頭髪や体毛の多さといった古モンゴロイドの特徴を具えた人が比較的多く見られるが、皮膚は比較的濃色である。
6世紀に真臘(後のクメール朝(アンコール朝))を建国し、アンコール・ワットに象徴される壮大なクメール文明を築いた。当時の最盛期の人口は100万人以上。アンコール朝は1431年にタイのアユタヤ王朝に侵攻されて都であるアンコール・トムを攻略されたのち、転々と遷都を繰り返し現在のプノンペンにあるチャドモックに落ち着いた。19世紀中頃からフランスによる植民地化が進み、1887年にフランス領インドシナへ編入された。後にクメール人主体のカンボジアが完全独立を果たすのは1953年であった。
1970年代のポル・ポト政権による大虐殺で約200万人(数には諸説あり)にのぼるクメール人が殺害された。人口が激減したのみならず、伝統文化や技術の担い手が殺害されたことにより民族文化的にも甚大な被害を受けた。その後人口は回復している。